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美術百科「この人はだれ」の巻

2009年1月4日(日) 〜4月12日(日)
2008年12月23日〜28日までプレオープンとして1階展示室を開館

 美術百科」は、コレクションをさまざまな視点から紹介するシリーズ企画です。7回目となる今回は、「この人はだれ」という素朴な疑問に答えます。 作品に描かれた人物(作者)はどういう人で、作者とはどういう関係なのか。また描かれた人物(モデル)は誰なのか。作者自身、家族、子ども、友人といった、人間関係を元に作品を紹介するほか、名前、職業、物語、時代などのテーマによって、その背景とともに作品を読み解きます。

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出品目録[第二会場]


  この人はわたし?

 「わたし」とはいったい誰なのでしょう?一番身近であって一番遠い存在である「わたし」は、これまでさまざまに表現されてきました。自身の姿を描いた「自画像」や、現代美術にあらわれる不特定な人物に「わたし」の姿を探ります。

岸田劉生_黒き帽子の自画像
岸田劉生 《黒き帽子の自画像》 1914年


村井正誠_母と子
保田龍門 《母の像》 1945年

 この人は家族

 自分以外の存在で、最も身近な人間である家族は、美術においてもさまざまに表現されています。もちろん家族は、手近なモデルとして描かれることもありますが、実際の親や子どもの姿を描いた作品には、血のつながった間柄だけに生まれる特別な感情を読みとることができるものがあります。また家族の姿は、生命の豊かさ、あるいは愛や聖性の象徴として描かれることがあります。例えば母と子の姿は、長らく美術表現の大きな主題となってきています。ここでは表現された「家族」を紹介します。


 この人は子ども

 絵画や彫刻に表現された、今から100年ほど前の子どもたちと現代の子どもたち。あるいは、歴史の隔たりを交錯させるかのような子どもの像。このコーナーではそんな子どもたちがそれぞれ何を想い、何を語っているのか、そして絵画や彫刻の制作者たちが子どもの像に託したものは何だったのかを一緒に考えるコーナーです。

森村泰昌_美術史の娘王女A
森村泰昌 《美術史の娘 王女A》  1990年

村井正誠_強そうな人
村井正誠 《強そうな人》 1989年

 この人のつながり

 村井正誠(むらい・まさなり)は、日本で抽象絵画の分野を切り開いた人物として位置づけられています。たとえば《URBAIN No.1》の斬新な表現からは、そうした1930年代の独創的な前衛画家としての村井を強く印象づけられますが、「この人らしい」独特な作風は、少年のころからのさまざまな人たちとの関わりのなかで培われていったものです。このコーナーは、村井正誠の個性を、彼をめぐる多彩な、ときには意外な人々とのつながりからとらえます。


 この人はなに

 描かれた人々は何をする人なのか。その職業を中心に、描かれている人たちを見ていきます。描かれているのは作者が選んだ人であったり、注文された肖像であったりしますが、作者はどのようなまなざしをモデルに向けているでしょうか。描かれた時代の状況、流行やファッションなども作品には反映しているでしょう。現在では見かけなくなった職業や、仕事の仕方が描かれているのも見つけられるかもしれません。


松田文雄 《老鍛冶屋》 1940年


白髪一雄_地察星青眼虎
白髪一雄 《地察星青眼虎》 1961年

 これは人の名前

 ピカビア、地察星青眼虎、フィル、アルカイオス・・・。作品の題名となっているこれら意味不明の言葉は、人の名前です。「ピカビア」はダダイスムを代表するフランス人の美術家、「地察星青眼虎(ちさつせいせいがんこ)」は中国の長編小説「水滸伝」の登場人物です。けれども画面には確かなモデルの姿が見当たりません。一方「フィル」は、アメリカの作曲家フィリップ・グラスの肖像です。題名となっている不思議な言葉を手がかりに、作品にまつわる「だれ」を探り、作品をより詳しく見ていきます。


 50年前、100年前

 今から50年前(1958-59年)と100年前(1908-09年)をキーワードに構成します。例えば、50年前に生まれた人、亡くなった人。100年前に生まれた人。50年前の作品。100年前の作品・・・。当時の世相や美術をめぐる状況などとともに、「この人」を紹介します。

石垣栄太郎_ボーナスマーチ
石垣栄太郎 《ボーナス・マーチ》 1932年


大久保一 《蒙古人の想》 1933年

 おはなし、おはなし。

 グリム童話の挿絵として制作されたデヴィッド・ホックニーの版画など、童話や小説に登場する人物をモチーフとした作品や、神話や歴史上の出来事に登場する人物が描かれた作品を紹介します。また作品が独自の物語を紡ぎだすような力をもっている作品もあわせて紹介します。


ミュージアム・トーク(学芸員による展示解説)
  3月1日、3月15日、3月22日(いずれも日曜日) 14時から15時

【開館時間】 午前9時30分-午後5時(入場は午後4時30分まで)
【休館日】 月曜日(祝休日の場合は翌平日)
【観覧料】 一般310(250)円 大学生210(160)円( )内は20名以上の団体料金。高校生以 下、65才以上、障害者の方、県内に在学中の外国人留学生(外国人就学生を含む)は無料

 

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