【出品作家紹介】(50音順)
内山りゅう(東京都1962- )うちやま・りゅう 和歌山県在住
ネイチャーフォトグラファー.淡水魚をはじめ、水にかかわる生き物の生態研究とその撮影をライフワークとしている.1999年に、和歌山の川の水の美しさに惹かれて和歌山へ移住.本展では、水中から眺めた森の姿をとらえた写真を中心とする《水の森》
(2007)シリーズより12点を展示.
押江千衣子(大阪府1969- )おしえ・ちえこ 大阪府在住
植物をみずみずしい色彩によってのびやかに描き、植物の呼吸を自分の肌で確認するような作業を続ける.《山笑う》(2007)《山のあなた》(2007)など、熊野に取材した新作と旧作による13点を展示.
栗田宏一(山梨県1962- )くりた・こういち 山梨県在住
日本および海外の土地をめぐって土を収集し、さまざまな色の土を通して、世界の多様性を探るとともに、足もとの土のありのままの美しさを提示する.和歌山県下の土を用いたインスタレーションを展示.
高木正勝(京都府1979- )たかぎ・まさかつ 京都府在住
映像作家/音楽家.森からのインスピレーションが制作に反映された《Bloomy Girls》 (2005)《el
viento》(2006)《Tidal》(2007)の3つの映像作品によって構成. 《Tidal》は熊野の夜にインスパイアされた作品.
戸谷成雄(長野県1947- )とや・しげお 埼玉県在住
1984年に始まる《森》シリーズでは、森の構造を独自に解釈し、従来の彫刻概念に回収されない彫刻のあり方を模索する.近年は「ミニマルバロック」という相反する概念の境界を探求している.熊野の地形をモチーフとした新作も含めた6点を展示.
銅金裕司(神戸市1957- )どうがね・ゆうじ 神戸市在住
学術博士(園芸学).植物の生態系と人間とのかかわりをテーマとしている.「プラントロン」という装置では、植物に流れる微細な電流をコンピュータにより音へと変換することで、人間との交感を試みる.南方熊楠の追い求めた粘菌と熊野速玉大社の御神木である薙(なぎ)の木を使ったインスタレーション2点を展示.
矢櫃徳三(和歌山県1957- )やびつ・とくぞう 東京都在住
南方熊楠の宇宙観を独自に解釈した作品を制作する.熊楠が発見した粘菌の名がつけられた「ミナカテルラ・ロンギフィラ」シリーズでは、板面に粘菌を想起させる無数の彫りを施した上に彩色し、熊楠のことばを書く.熊楠のことばを原稿用紙に延々と筆写した新作とともに12点を展示.
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